ISAC Tokyo 2014 アイデアソン行ってきた! #spaceappstokyo

【投稿者:okano】

3/16(土) 「ISAC Tokyo 2014 アイデアソン」に行ってきました!

ISACとは?
ISAC(International Space Apps Challenge)は、NASA主催で開催される世界規模のハッカソン(アプリ開発)イベントです。

今年で三回目の開催みたいです。

ISAC Tokyo 2014の公式ページ
http://tokyo.spaceappschallenge.org/


ハッカソン自体は、2014/4/12~4/13日に東京大学駒場キャンパスにて開催です。
今回のアイディアソンは、それに先駆けてのものです。

ハッカソンはそこそこ参加経験ありましたが、アイディアソンの参加はほとんどなかったので色々大変だったり、楽しかったり、色んな体験ができました!


会場につくなり、スケッチブックもらいました!


このスケッチブックがかなり役に立つものなんですね。
一応ノート持参しましたけど、スケッチブックの方がやっぱり書きやすいし、何かと使いやすい!

アイディアソンの前半は、ISACの概要説明やハッカソンに関するAPI等の説明がありました。
さらに、ハッカソンの際に使えるガジェット紹介もありました!

一つ目は、エプソンさんが開発したMOVERIOの紹介でした。
専用のSDKで、Androidアプリが開発できるみたいで面白そうでした。
ハードウェア用のAndroidアプリが作れるのは、やっぱりAndroidOSSだからだなー。と関心しました。
そこそこ手軽にハードでも動くアプリケーションが作れるのは、とてもありがたいことだと個人的には思いますね。

二つ目は、Philipsさんが開発したhueの紹介でした。
最近結構色んなハッカソンで紹介されています。人気者ですね!
iOSアプリで操作して照明の色を変えたりできるってイメージがありましたが、調べてみたところAndroidアプリの開発も可能みたいです。
公式でSDKが公開されているみたいなので、試してみようかと。
しかし、hueの値段を調べてみたところ…まあそこそこ(笑)
でも、アプリで照明の色が操作できたりするのは、すごく面白いですよね!やってみたい!


アイディアソンの後半は、いよいよ本番になりました。
数分でアイディアや作りたいものを考えてみて、その後スピードストーミンングをしました。

スピードストーミンングとは?
5分交代のペアブレストで、立ってブレストをします。
時間が来たら外側の人が時計回りに1つずれ、新しいペアでまたブレストし、これを繰り返します。

今回は、1つずつずれるのではなく、2、3、4と少しずつ回る数を増やしました。
合計で5回ペアブレストしました。
このスピードストリーミングは、とてもアイディア出しには役に立ちました。

自分が開始前に考えていたことは、以下のことでした。

  • 全身で体感したい
  • 疑似体験でもいいかなー
  • つながりを重要視したい

うん…アイディアの欠片もないですねー。

スピードストリーミング後は、かなりやりたいことが明確になってきました。
複数人とペアブレストした結果で、考えたことは以下のことです。

  • 自分が地球にいることを認識したい!
  • もはや、地球以外の惑星などに自分を置いたらどうなる?
  • 地球で行っていることを、他の惑星でやったらどうなるの?ジャンプとか!
  • 全身で体感するのは、けして楽しいことだけではない!
  • 統計データは、集計して見せるだけって感じでつまらない。複数のデータをごっちゃ混ぜにして、新しいアウトプット(価値)を導く
  • レゴブロック使ってなんか作れないかな?

みたいな感じで、開始前よりもかなりアイディアが出せる形になってます。
個人のアイディアだけでなく、複数人のアイディアを合わせるということが素晴らしいですね。


データで色が変化するレゴブロック

スピードストリーミング後に、25分でアイディアをまとめる時間がありました。
そこで、自分が考えたアイディアを一つ紹介します。


  • 元々色が付いているレゴブロックの常識を変える
  • 透明なレゴブロックが、何かのデータによって色が変化する
  • レゴブロックなので、作るものは自由!
  • 子供も大人も楽しめる!
みたいな、なんとも抽象的なアイディアです。
レゴブロックの絵下手くそ過ぎてごめんなさい…。

これを考えた理由として、ガジェット紹介でもあったhueが関係しています。

hueは、色は変化するけど形が変化しないものだと思いました。まあ電球ですからね。
個人的には、それでは物足りなくて、やっぱり自分で何か組み立てたりしてみたい!という考えがありました。
ある意味最初のコンセプトであった、全身で体感したい!というものに影響されていると思います。
レゴブロックは、視覚や触覚を使うものだと思います(全身ではないですが)。
色が変化して、さらに形も自由自在なら、もっと面白い気がしたわけです。
何より、子供が楽しめるものであり、例えば宇宙に関するデータとレゴブロックの色を繋げてあげれば、何か面白いかなーと単純に考えました。


アイディアまとめの後は、みなさんがそれぞれ考えたアイディアにたいして投票タイムになりました。
画像は、投票タイムの時のものです。




みなさんのアイディアが、どれも面白いものでいっぱい星つけてまわりました!

結果的に、自分が考えたレゴブロックのやつは14票もいただきました!
ほとんど抽象的なアイディアだったのに、多くの票をいただきありがとうございました!

投票後は、投票数が多かったアイディアのプレゼンタイムでした。
その中で、一番投票数が多かった「人工衛星砂時計」というアイディアに参加することにしました。
投票数は多かったけど、なぜか参加する人が少なかったという不思議な感じがまた面白かったです!


人工衛星砂時計
  • 人工衛星の周期(1周する時間)をタイマーとして利用する
  • 地球から近い衛星(高度500kmとか)は、90分で地球を1周する
  • 「この衛星が地球を1周するまでにタスクを片付けよう」



これが人工衛星砂時計のコンセプトです。
このアイディアを考えていただいたのは、ISAC Tokyo事務局長の湯村さんです!
湯村さんは前回のISACで、Personal Cosmosというめっちゃカッコいいものを作った方です。
Personal Cosmosのアイディアも湯村さんが考えたものです。

そんな方が考えてくださったアイディアに参加できることは、とてもありがたいことです。
今回の人工衛星砂時計も、素晴らしいものにしたいと思います。

今回のアイディアソンでは、色んな方と触れ合ったり、アイディアを共有したりと、価値のある体験ができて非常に楽しかったです。
本番のハッカソンに向けて、これから地道に頑張りたいと思います!
チームの皆様、ハッカソンに参加する皆様、楽しんで素晴らしいものを作りましょう!

【余談】
今回のアイディアソンは、日本科学未来館で開催されました。
アイディアソンとは関係なく、知り合いが来てました(笑)
Androidアプリ作ってますわーと話したら、「シリコンバレーで求人募集してる知り合いいるけど、どう?」みたいなことを、いきなり言われました。
シリコンバレーかー。
世界に出て、色んな経験を積みたい気持ちはもちろんあるんですが、まだ早いかな。
でも、チャンスは待っていたら逃げていくもの。
チャンスを逃さないように、いつでも世界に出れる覚悟と力を身につけたいと思いました。